国立12大学アンケートサイト

ご協力へのお願い


新テスト関係1
2018年7月5日
国立大学協会(国大協)は,6月12日の総会で英語4技能外部試験の取り扱いなどについての決定を行いました。4技能外部試験の採用についてはすでに決定されていますが,細かい取り扱いは各大学に任されています。2年前告知の原則から行くと,早急に各大学は方針を決定する必要があります。しかし,高校サイドの希望や,高校側の取り組みの進展状況については何の情報もありません。そこで,各高校に対してアンケート調査を行い,高校側の状況についての情報を得ることにしました。国大協の決定では明確な日程は指示されていませんが,2年前告知の観点からは急いでアンケート結果をまとめる必要がありますので,ウェブアンケート形式を採用することにしました。セキュリティー上の問題点があることは承知しておりますが,時間的余裕がないためにこのような手段をとることにいたしました。 アンケートの結果に基づいて,夏休み中に高校の先生方や他大学・受験産業の方々を招いて,国立12大学の幹事大学である名古屋工業大学で,公開シンポジウムを開催することも計画しております。急なお願いで難しいとは思いますが,是非,各高校での忌憚ない意見を寄せていただければと思います。大変にお手数ではありますが,是非ともご協力をお願いいたします。

【個人情報および情報の取り扱いについて】
実施するアンケート調査においては、回答者個人を判定あるいは判別することはいたしません。回答データは,各大学の入試における英語4技能外部試験の活用方法,調査書の活用方法の検討に用いるものとします。高校名は,多重投稿ではないことの確認,自由記述欄の誤変換・文字化けなどにより内容が不明だった場合の問い合わせのみに用い,データ集計上で用いることはありません。回答データの集計結果は,他大学や大学入試センター,他の高校等の第三者が閲覧できるようにする場合があります。
以上の点を,ご了承の上,ご回答をお願いいたします。

アンケート結果中間まとめ(08/08)版

国立12大学 代表幹事 名古屋工業大学 学長特別補佐 高木 繁

アンケート項目の説明(英語4技能について)
2018年7月5日
12日の国大協総会の発表では,英語4技能試験と新テストの記述式の扱いについてだけでした。英語4技能に関しては,点数化で20%以上が好ましいという方向性が示されました。しかし,各大学の検討の中では,外部試験のA1からC2のレベルわけの中で、実際の受験生はA1からB1の3段階にほとんどが所属すること,また,6段階の段階評価では1段階の違いの重さが大きすぎること,そもそもスピーキングに関しては能力評価が難しいこと,などの問題点が取り上げられており、20%という数値が高すぎるという意見も多くあります。また,元々の原案として「A1レベルは足切り」するというものがありました。今回は,その意味でA1レベルを基本的に多少下げる(差別する)形にしてみました。その点に関しても,異論は自由に記載してください。(正直なところ,名古屋工業大学の合格者にもA1レベルはもちろんいます。工学部故かもしれませんが,無視する方向は容認しがたいものはあります。) また,実際問題としてはA1レベルにも範囲が設定されており,それ以下のレベル(A0と言うべきなのでしょうか?)というものも,存在します。ですから,まずは,資格試験(出願要件)とする場合に,A0まで含めて,出願可という項目も加えました。(国立12大学を受験しようという人の中には,居ないだろうなとは思いますが,可能性はゼロではないという観点で加えました。)
アンケートの最初の方で,高校名を記入していただく欄があります。高校による差別をするためのものではありません。2重投稿を防ぐための方策です。同じ高校から何件も答えられると,結果に影響が出ます。そのための手段です。ただし,普通科と理数科で違うという場合には,○○高校理数科などとご記入ください。よろしくお願いいたします。
1 外部試験評価の方法 受験資格とみるのか,点数化で捉えるか。
2 点数化をする場合,基本的には旧来のセンター試験型の200点に,4技能の加点を行い,その合計点を200点に換算するという方式を採用する大学が多いと思われます。その場合に,国大協が推奨する20%(40点になります)が,ふさわしいのかをお聞きしたいと思います。5段階しかないと,段階別の影響がおおきくなってしまうので,配点を大きくすると高校側にとってはかなりの影響があるという意見も出ています。
3 トータルでの点数が決まったところで,各段階での配点は大きな影響があります。事実上,A1からB1までの3段階に受験生の大部分が存在することになりますが,A2の英検準2級とB1の英検2級での差がそれほど大きなものとは思えないという感じもあります。具体的な配点に関して忌憚のないご意見をいただければ幸いです。(参考までにいくつかの例を提示しています。)

アンケート項目の説明(調査書について)


 調査書の扱いについては,今回の総会では特に報告はありませんでしたが,
1 点数化
2 主体性・協調性の評価
3 学習の履歴(ポートフォリオ)の利用
という課題があります。すでに点数化されている(または,点数化可能なもの)として,評定平均の数値やレベル(AとかB)があります。その値をそのまま使うと,学校間格差(その中には都道府県間の差も含まれます)が大きく影響してしまいます。レベルの方が,段階が荒いので,まだ影響は小さいと考えられはしますが,問題点は変わりません。ポートフォリオで様々な活動を記録していくのは良いのですが,その活動をどのように点数化するのか(優劣をどうやって決めるのか・・)は,正直なところ不可能ではないかと思っています。また,そもそもポートフォリオは高校在籍中の学習進度の記録でしかないはずです。教育の充実のための手段であり,そもそも入試の判定に結びつけること自体,意味がない・・という意見もあります。(たとえば,この子は高3になって伸びが止まっているので,不合格にしよう!,毎年伸びているようだから合格にしよう!という判断をしてよいのかということです。伸びないのは頑張っていないからだ・・ と大学が言うのでしょうか??) 高校外での活動へのエビデンスの評価も非常に難しいと思います。運動などの大会での入賞や,化学オリンピックの出場などはごく限られた人間のみしか関係ないはずです。(大体,化学オリンピックの出場は,協調性とは何の関係もないと言えます。)結局は,0か1かしか評価不可能でないかと考えています。学習に対する積極的な姿勢は,普段の勉強を頑張ってやっているというだけで十分なはずだ,と思えます。もちろん,そんなことはない,こうやれば評価可能であるというご意見は大歓迎です。

いずれにしても,アンケートの項目の順は,特別な意味はありません。優位性が高いから前にあるという訳ではありませんので,その点はご理解ください。アンケートにお答えになる場合は,下のバナーをクリックしてください。

重要な注意点】
このアンケートの欠点は,結果を送信してしまうと,取り消しが不可能になる点です。不便なプログラムだというのは,管理人の力不足と言うことでお許しください。回答終了,となってからもう一度全体を見直してください。よろしくお願いいたします。